印刷関連企業を強力に支援する印刷出版研究所の三大専門紙・専門誌、『印刷新報』(週刊新聞)と『印刷情報』(月刊雑誌)、『日本製本紙工新聞』(月2回刊)。電子メディアの動向も鋭く解説
印刷出版研究所





コラム「点睛」 印刷新報・2026年6月11日付

 出版科学研究所の新刊発行データによると、4月は『書物を楽しむ』(朝日新書)、『積読こそが完全な読書術である』(ちくま文庫)など“読書”をテーマにした新刊が11点と活発だった。三宅香帆氏の『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』(集英社新書、2024年)あたりから、この傾向が強まった気がする▼スマホ、AIで簡単に情報を得られるようになった一方で、このままでいいのか? と自問する人が増えているのではないか。ただし、それは中高年以上の年齢層に限った話かもしれない▼まだ書評しか読んでいないが、稲田豊史氏は新刊『本を読めなくなった人たち』(中公新書ラクレ)で、Z世代を徹底的に取材し、「文章が長いと読む気がしない」「ネットで十分」「動画の方が楽」といった多数派の本音を引き出した▼それだけなら、さもありなん。稲田氏の一番の気づきは「本を読む習慣が全くなくても賢い子はいる」という事実だった。知性の質が変わりつつある。複雑な気持ちだが、これまで未開だった人間のある種の能力(脳力)が急速に耕され始めていることは認めるしかない。 (銀河)





印刷用語集
富士フイルムグラフィックソリューションズ
水なし、環境、印刷

関連団体リンク↓


株式会社印刷出版研究所
<本社>
周辺地図
〒162-0041
東京都新宿区早稲田鶴巻町534番地
川尻ビル2階
電話03-5155-7925
FAX03-5155-7930

 印刷出版研究所は、定期情報紙誌『印刷新報』『印刷情報』『日本製本紙工新聞』をはじめ、印刷・製本・デザイン関連の各種単行本などの出版を通じ、印刷関連業界の皆様へいち早く市場動向、経営・技術動向を発信しています。また、プリプレス&デジタルプリンティング機材協議会および日本フレキソ技術協会の事務局を務め、業界の地位向上、活性化に努めています。
 弊社が報道を通じて扱う印刷関連の分野は多岐にわたっています。ご相談、お問合せは弊社編集部、営業部までお願いします。


Copyright © 2011 Printing & Publishing Institute Co,Ltd All Rights Reserved.