
コラム「点睛」 印刷新報・2026年5月21日付
印刷・製本会社の工場で、女性が働く姿を見ることが明らかに増えた。いまや普通の景色として目に映る。紙モノや文具、活版などのイベントは女性に人気だが、作り手を希望する人も多い。そして、ものづくりは女性に適している。おそらく、他の製造業でも比率は増えているはずだ。昔の現場のイメージはすっかり変わった▼5月16日、静岡県浜松市のP社で見学会があった。30人近い社員のうち9割が女性である。土曜日の見学会ということで社長は「もし出られる人がいれば…」と声を掛けた。半数は出勤されていたようだ。デジタル印刷、ニス加工、箔押、製袋、荷札加工などを彼女たちが黙々とこなしていた▼製造業の人手不足が言われるが、同社が採用で困ることはない。募集すると希望者で毎回かなりの倍率になる。残業なし、週休2日の条件だけでなく、働きやすい環境でものづくりに勤しめる魅力が大きい▼この日は、夫人も現場できびきびと立ち働いていた。社長が手を合わせて拝むように、社員一人ひとりにあいさつし、労をねぎらう姿が印象に残った。同社には全国から見学者が訪れる。 (銀河) |
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