
コラム「点睛」 印刷新報・2026年4月23日付
熊の出没を憂慮する季節となった。熊が食糧とする実が生る木を山に植え続ける人もいれば、危険を前に悠長なことは言っていられないと強く駆除を主張する人もいる。融和と強硬はいつの時代も併存するが、最後は声の大きな者、権力と結びついた者が主導権を握るのも世の常だ▼段階的に導入されてきたデジタル教科書の、2030年度正式導入が決まった。これほどの大問題に対して国民的議論があっていいはずだったが、事は一部の有識者会議で決まる。結論は初めから出ている▼子どもが減ったとはいえ、全国の小・中学校である。導入される膨大な数のタブレット端末やソフトウェアを考えれば、関連メーカーが指をくわえて見ているわけがない。当然、政治への働きかけがあり、巨額のカネが動く▼世界的な紙の教科書への揺れ戻しやSNS制限の動きなかで、必ず起こるデジタル依存症や心身障害、水面下でのいじめ、教師の爆発的な負担増などの問題に日本はどう対処するか。責任の所在は必ず明らかにし、厳しく監視していくべきだ。子どもを使った壮大な実験であっては絶対にならない。(銀河) |
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