
コラム「点睛」 印刷新報・2021年2月25日付
初のオンライン開催となったpage2021。その基調講演では、テレワークの普及に伴うコミュニケーションロスがコロナ禍の課題として挙がった。顧客との接点が減少しているのに加え、社員同士の意思疎通が疎かになることで仕事上のミスにつながるリスクが指摘された▼リアルの会話では言葉のイントネーションや表情から伝わる情報も多く、メールなどでは細かなニュアンスを読み取ることが難しい。日本印刷技術協会の調査でも、ビデオ会議システムなどを導入している企業ほどテレワークの満足度が高い傾向にあることが明らかとなっている▼また、ヨコ文字のビジネス用語も社員同士の意思疎通にズレを生じさせる要因となっていないか。たとえば「ソリューション」という言葉も、日本語に訳せばさまざまな意味を持つ。SDGsやCSR、DXなども非常に広義な意味を含むだけに、その解釈は人によってバラバラになりがちだ▼ある印刷会社では、そうした言葉の意味について解説した小冊子を制作し、朝礼などで発表している。意思疎通を高めるには、こうした工夫も必要になる。(駒) |
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